2022年7月10日(日)のサンデージャポン。
7月8日(金)の安倍晋三元首相が銃撃を受けて亡くなりました。その事件に対し、太田光さんが生前の印象・犯人の山上徹也への心証・プーチンからの追悼について語りました。
それについて、全文の文字起こしを行いました。
目次
太田光が安倍元首相 生前の印象・山上徹也への心証・プーチンからの追悼について語る【銃撃事件/サンデージャポン 2022年7月10日】
芸能界から追悼のコメントが続々
(アナウンサー)太田さん、各党、最後まで暴力に屈しない決意を口にして、選挙活動をしていましたね。
(太田光)そうですね。たしかに暴力に屈しないというのはホントに強い言葉で…。
だけど、俺なんかはこういうことがあると、僕だけじゃないと思いますけど、もうホント絶望的な気分がまだ続いちゃうよね。気持ちがなかなか起きてこないっていう人も沢山いるなかで。
やっぱ政治家って激務だなって思うし、ハードだなって思うし。
それはもう、与野党問わずですけど、『言葉で戦うんだ』っていう。なかなかそこまで気持ちが起きてこない人がほとんどの中で、それを守んなきゃっていう意思を各党の人たちからは感じましたね。

芸能界からの追悼続々
(アナウンサー)そして、今日投開票となるわけですが、安倍元総理の訃報に際してはこちら。芸能界からも追悼の声が多数寄せられています。
サンドイッチマンの伊達みきおさん。ラジオ番組で『”漫才頑張っていますね”というふうにおっしゃってくださってね…。ダメだよ、本当。こう言いたいことがあるなら議論しましょうってことですよ。それが日本ですよ』というふうに訴えました。
太田光が安倍元首相 銃撃事件を受けて、生前の印象と山上徹也への心証を語る

神妙な面持ちで安倍さんの生前の印象を語る太田光
(アナウンサー)太田さんも安倍元首相とはお会いになってるかと思います。
(太田光)はい。僕も何度かお会いして、お話しさせて頂きましたけど。
僕はホントにこういう政治バラエティを結構長年やっているのでテレビの人間としては、とにかくバラエティに出てきてくれる政治家を信頼してるんですよね。
それは俺なんかみたいな青臭い、『安倍さんとはちょっと違います』というようなことを言うことでも。
よく今、お花畑って言葉があるじゃない?えっと、平和ボケとかね。
(アナウンサー)はい
俺はあの言葉でシャットアウトされると『もう言葉は通じないな』って。『君とは話せない』って言われちゃうと、もう話はできないんだけど。
(???)嫌な言葉ですよね。あれねー。
(太田光)うん。
だけど、安倍さんはこんな青二才の若造でも『あなたの言ってることは違うと思います』って、俺ですから、暴言も吐くし。それでも真正面から受け止めてくれたし、『もう君とは会わない』ってことは絶対なかったです。
また僕と会おうとしてくれていたし、俺も会いたかったし。そういう意味ではすごく信頼、政治家としてね。考えていることはたとえ違っても、『言葉で交流するんだ』ということが基本だったと思うし、安倍さんのね。
思い出すのは、やっぱ安倍さんがよく口にしてたのは戦う政治家。
重要なのは戦う政治家であるってこと、何度もおっしゃってたのは法の支配っていうことですよね。
これはやっぱり『言葉で戦う』っていう宣言だって俺は思ってたし、今回犯人がやったことは言葉を諦めたんだな。ようするに、世の中と関わることを遮断してしまった、自分で。
言いたい事があるなら、実はその交流する場が選挙だよね。
で、投票が言葉になるわけで、それが安倍さんが言ってた法の支配であり、戦うってことなんだけど。
全く通じなかったんだって思うと、言葉の無力さをすごく我々感じてしまうんだけど、それでもやっぱり残酷なようだけど日常っていうか、そういうものが続いていくし、それを信じ続けるしかない。
ビックリしたのはプーチンが追悼を出したこと

太田光が驚いたのはプーチンから追悼が来たこと
(太田光)今回、世界中から追悼の言葉が来て、僕はビックリしたのがプーチン大統領からも追悼が来ましたよね。
(アナウンサー)はい
(太田光)あーこれは、、安倍さんの。
今覚えば安倍さんが地球儀を俯瞰する外交だっていうことの成果だと思うんですよ。戦争中のプーチン大統領が安倍さんを絶賛する追悼を出した。
それは安倍さんの言葉が通じたってことの証だと思うから。俺はプーチンは、それをもう一回思い出してほしいなってこの機会に思うし、なんていうか、すごくみんな、怒りも絶望もマックスに達してますよね。
SNSではどっちの支持者も暴言やなんかがあると聞いてるけど。
今やっぱり分裂ときじゃないっていうか、安倍さんがこういう状態になって、罵り合う時じゃないってあらためて思うし、それが安倍さんの意思だって僕は信じますね。
書き起こしは以上です。
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