2022年7月8日、安倍元首相が銃撃されて亡くなりました。容疑者として逮捕されたのが山上徹也、41歳です。
彼は事件前日に統一教会を批判するブログを運営していたフリージャーナリストに手紙を送っていました。
事件を示唆する内容にまとめられ、教会への強い恨みが記されていました。今回は全文の文字起こしをしました。
山上徹也は事件前日にフリージャーナリストに手紙を送っていた

事件前日、旧統一教会を批判するフリーライターに手紙を送付
山上徹也は旧統一教会を批判するブログの管理者宛に手紙を送っていました。
事件を示唆したような内容が展開され、岡山市内の演説会場近くで投函されていたことがわかっています。
投函された場所は岡山市で安倍元総理が演説した会場の近くのコンビニエンスストア。店の防犯カメラに山上の姿も映っていました。
岡山では手荷物検査が実施されていて、犯行を諦めたと見られます。

山上の手紙が入れられた封筒
こちらが公開された山上の手紙が入られた封筒です。島根県在住のフリージャーナリストの米本和広氏(71)宛に送られました。手紙はA4判1枚にまとめられていて、統一教会に対する強い恨みが書かれていました。
米本氏はブログで旧統一教会の信者の子どもの問題を取り上げてきたが「悲惨なんてもんじゃない。悲惨を通り越した悲惨」と話し、「だれも相談する人がいなかったのかもしれない。私に友達的なものを感じてくれていたのなら、岡山からならバスで2時間で来ることができる。犯行の前に連絡して相談してほしかった」と話した。
日刊スポーツ
米本氏は取材に対し、『相談してほしかった』と話しています。
山上徹也の手紙全文|旧統一教会への強い恨みが綴られる…

山上徹也の手紙全文
山上徹也が統一教会を批判しているブログ管理者に送った手紙はメディア各所で公開されています。その全文を以下に文字起こししました。手紙には自身のTwitterアカウント@333_hillについても書いています。こちらは7月19日に凍結されました。
——–ここから手紙の内容———-
ご無沙汰しております。
◯◯◯として貴殿のブログに書き込んでどれくらい経つでしょうか。
(銃について)
私は喉から手が出るほど銃が欲しいと書きましたが、あの時からこれまで、銃の入手に費やして参りました。その様はまるで生活の全てを偽救世主のために投げ打つ統一教会員、方向は真逆でも、よく似たものでもありました。
(自身と旧統一教会について)
彼と統一教会の因縁は約30年前に遡ります。母の入信から億を超える金銭の浪費、家庭崩壊、倒産・・・
この経過とと共に私の10代は過ぎ去りました。その間の経験は私の一生を歪ませ続けたと言って過言ではありません。
個人が自分の人格と人生を形作っていくその過程、私にとってそれは、親が子を、家族を、何とも思わない故に吐ける嘘、止める術のない確信に満ちた悪苦行、故に終わる事のない衝突、その先にある破壊。
世界中の金と女は本来全て自分のものだと疑わず、その現実化に手段も結果も問わない事象現人神。
私はそのような人間、それを現実に神と崇める集団、それが存在する社会、それらを『人類の恥』と書きましたが、今もそれは変わりません。
(安倍元首相について)
苦々しく思っていましたが、安倍は本来の敵ではないのです。あくまでも現実世界で最も影響力のある統一教会シンパの一人にすぎません。
(自身と旧統一教会について)
文一族を皆◯しにしたくとも、私にはそれが不可能な事はわかっています。分裂には一挙に叩くのが難しいという側面もあるのです。
現実に可能な範囲として韓鶴子本人、無理なら少なくとも女の血族一人には◯んでもらうつもりです。鶴子やその娘が死ねば3男と7男が喜ぶのか或いは統一教会が再び結集するのか、どちらにしても私の目的には沿わないのです。
(安倍元首相について)
安倍の死がもたらす政治的意味、結果、最早それを考える余裕は私にはありません。
追伸
私が◇◇さんに接触したのは◯◯◯としてだけではありません。かつて✖️✖️と名乗ってコメントした事もあります。
ついでにtwitterアカウントを晒しておきます。
✖️✖️✖️✖️
2019年の秋頃に統一教会と家族について書いています。「高度な検索」から探せるはずです。
——–手紙の内容はここまで———-