ランドクルーザー新型『ランクル300』が2020年秋に発売開始となるようです。
デザインも最終決定した状態で量産間近といった感じでしょうか。そこで気になるのはディーゼルエンジンが搭載されるかどうかです。
しかし、最新情報によればV型6気筒のツインターボハイブリッドが搭載されることが決定したようです。
新型のランクル300にはディーゼル仕様がこのまま出ない可能性が高いです。その理由について解説したいと思います。
目次
ついに最終デザインが決定!発売時期は2020年秋

2020年新型のランドクルーザー予想CG
ランドクルーザーは現行型のランクル200が発売開始したのが、2007年。すでに10年以上、フルモデルチェンジがされていません。国内では少数モデルですが、中東では資産家が砂漠をクルージングするのに使っていて、人気がかなり高いようです。
そんなランクル300もついに2020年秋にフルモデルチェンジを迎えます。
ほぼ決定したデザインは三本のフロントマスクがアクセントになっています。非常にパワフルなデザインですよね。
パワートレインはV型6気筒のターボハイブリッドで決定!

ランクル300にはレクサスLS500のエンジンが流用される!
新型のランドクルーザーのエンジンは現行の4.6LのNAからダウンサイズされて3.5L、V6ツインターボハイブリットになります。これに4速ATが組み合わされます。
排気量が減った分、税金面で助かりますね。
ベースとなるのはレクサスLS500に採用されている3.5Lツインターボエンジンです。これにハイブリッドシステムを組み合わせてランクル300に搭載されます。
エンジン単体のスペックは350馬力、最大トルクは50kgm程度になります。これにハイブリッドシステムが加わることで、レクサスLX570の377馬力を超える性能に達することになります。さらにリッター10kmを超える燃費を目指しているようです。
しかもツインターボですから、チューニングしてエンジン性能をもっと高めることができます。申し分ない性能と言えますね。
2020年のランドクルーザー新型にディーゼルがない理由

トヨタの大排気量ディーゼルエンジン:1VD-FTV
1VDーFTVのツインターボ・ディーゼル仕様
- 種類:V型8気筒DOHC
- 排気量:4.461L
- 出力馬力:265 PS、3,400rpm
- トルク:65.8kgm
2020年のランドクルーザー新型にはディーゼルエンジンは搭載されない見通しが濃厚です。
トヨタには大排気量ディーゼルエンジン:1VD-FTVがあります。このエンジンを搭載したランクル200とランクル70は海外では販売されています。
ランクル300にディーゼルを搭載するとなると、このエンジンしかありません。しかし、大排気量ゆえに日本の排気ガス規制をクリアできないわけです。
さらに、ランクルの国内マーケットは月販売台数は280台程度です。
開発コストの面からも、大排気量ディーゼルエンジンの国内規制の適合は難しいでしょう。
おのずと、既存の大排気量エンジンにハイブリッドシステムを組み合わせるしか方法がありません。
まとめ:ディーゼルがなくても高級志向になる新型ランクル
今回は2020年秋に発売予定のランドクルーザー新型について記事をお届けしました。LS500のハイブリッドシステムが搭載されることが濃厚で、ディーゼル仕様はないでしょう。
しかし、ハイパフォーマンスエンジンが搭載されることで高級志向のクルマに仕上がることは間違いありません。
純正で400馬力近いパワーを持ったツインターボエンジンが搭載されたランクル300が、どういったクルマになるか楽しみですね…!